OBOpenData Bridge

官民共存型オープンデータ管理システム

官民のデータを、
根拠を保ったままつなぐ

行政と民間が同じ基盤にデータを持ち寄り、住所などの表記ゆれを吸収して 名寄せ・統合します。結合した結果には出典・版・ライセンスが残るので、あとから「この値がどこから来たのか」を辿れます。

公開されているのに、つながらない

同じ場所を指しているのに、書き方が違うだけで機械は結合できません。

行政の避難所一覧

鳥取県鳥取市栄町一丁目2番3号

民間の店舗データ

鳥取県鳥取市栄町1-2-3

この 2 つを完全一致で結合すると0%しかつながりません。住所正規化を通すと40%がつながります。

※ 同梱のデモデータ(避難所 20 件 × 店舗 14 件)での実測値です。都道府県の有無・丁目番地号・漢数字・カナのゆれを吸収します。

できること

探す

自治体・地域で横断的に探す

行政・民間が公開したデータを一箇所で検索できます。キーワードやタグに加えて、都道府県と市区町村で絞り込めます。

市区町村は総務省の全国地方公共団体コード(47 都道府県 / 1,741 市区町村)に基づくマスタから選ぶため、選択肢の側に表記ゆれが起きません。 データセットに対象地域が設定されていない場合は、提供組織の所在地が使われます。

公開データカタログの画面。キーワード・組織種別・都道府県・市区町村で絞り込める。

辿る

どの組織が何を出しているかを見る

組織ごとのページから、その組織が公開しているデータをまとめて見られます。 データから組織へ、組織からその組織の全データへと辿れます。

「行政」バッジは自己申告では付きません。ドメインの所有確認が取れた組織にだけ表示します。.lg.jpは地方公共団体しか取得できないため、本人確認書類を扱わずに 「その自治体の関係者である」ことを示せます。

組織一覧の画面。種別バッジ・所在地・公開データセット数が並ぶ。

つなぐ

結合する前に、噛み合うかを確かめる

マージは目的で選びます。項目拡張型は手元のデータの行を保ったまま項目を増やし、共通抽出型は両方に存在する行だけを取り出します。

実行前に相性チェックを走らせると、両側のカバー率・重なり・キーの識別力・1 行あたりの対応数・推定出力行数が分かります。正規化がどれだけ効いたか(完全一致なら何 % だったか)も併せて示します。

どの列で結合すべきか分からないときは、候補を総当たりで診断して提案させることもできます。 結果を作らずに診断するので、何度試しても副作用はありません。

マージ型の選択と相性チェックの結果。カバー率 A 40.0% / B 57.1%、重なり 30.8%、正規化の寄与 0.0% から 40.0% が表示されている。

根拠を残す

結合した結果から、出典を辿れる

マージ結果には、どのデータのどの版から作られたかが構造化して残ります。 元データが削除・改名されても、当時のタイトル・組織名・ライセンスは来歴側に写してあるため壊れません。

ライセンスは継承されます。判定できる組み合わせは安全側の候補を提示し、判定できない場合は未確定のままにして公開申請を止めます。 出典の条件を確認しないまま公開されることを防ぐためです。

マージ結果の来歴パネル。2 つの出典・ライセンス・版番号・カバー率が表示されている。

協働する

誤りを指摘し、組織が答える

公開データの誤りの指摘や、新しいデータの公開依頼を組織へ送れます。 受け取った側は状態(受付済み・対応中・対応済み・対応しない)を管理し、同じ画面で返信できます。

受付範囲は組織ごとに選べます。既定はメール確認済みの利用者から受け付けるで、住民やシビックテックからの指摘も拾えます。届いたリクエストは通知されます。

データリクエストの一覧画面。受け取ったリクエストと送ったリクエストが並ぶ。

一度きりで終わらせないための仕組み

データは更新されます。更新されても壊れないように作ってあります。

版を残す

CSV を差し替えるたびに版が増え、過去の版もそのまま取得できます。内容が同じなら版は増えません。

外部から取り込む

CKAN などの API や CSV の URL を登録すると定期的に取り込みます。認証情報は暗号化して保存します。

出典の更新を知らせる

マージ結果は、出典に新しい版が出ると「更新があります」と示します。既定では勝手に作り直しません。

自動追従には歯止めを置く

自動で作り直す設定にしても、キー列が消えたりカバー率が大きく落ちた場合は適用せず、通知だけ行います。

承認を通してから公開

下書き → 承認待ち → 公開の流れがあり、公開は組織の管理者が承認します。

REST API で使う

API キーを発行すれば、公開データの一覧・メタデータ・本体を JSON / CSV で取得できます。

オープンソースです

AGPL-3.0 で公開しており、自組織のサーバーで動かせます。 提供者が撤退しても運用を続けられることは、公共のデータ基盤にとって重要な条件だと考えています。

GitHub でソースを見る

まずは公開データを見てみてください

登録しなくても、カタログの閲覧と CSV のダウンロードができます。